SoundSwitch 2.9 の新機能は、パワフルで汎用性の高いBPM Detection (検出) 機能です。この機能強化により、ほぼすべてのオーディオ・ソースを使用して照明をコントロールできるようになり、SoundSwitchはさまざまなライブ環境にさらに適応できるようになりました。
目次
BPM Detectionの仕組み
BPM Detection機能により、USBインターフェース、内蔵マイク、またはマシン上のアプリケーション間のバーチャルオーディオケーブルを介して、あらゆるオーディオをSoundSwitchにルーティングできます。つまり、バンド、DJ、クラブ、会場、そしてSpotifyのようなストリーミング・サービスでもSoundSwitchを使用できるのです。SoundSwitchが現在サポートしていないソフトウェアを使用しているDJには特に便利です。
BPM Detectionの設定
オーディオソースの選択
最良の結果を得るためには、高品質でクリーンなオーディオを提供してください。USBオーディオインターフェースの使用をお勧めします。SoundSwitchのPreferencesのTempo Detectionタブで、BPMをモニターするオーディオ入力を選択します。オーディオが供給されると、VUメーターにオーディオレベルが表示されます。最も正確にBPMを検出するには、オーディオ入力レベルを緑の範囲に設定することを目指します。オーディオがレッドゾーンにある場合は、大きすぎるか小さすぎます。
テンポ検出のリフレッシュ・レート
この設定は、BPM DetectionがBPMを再計算する頻度をコントロールします。バンド演奏やオープン・フォーマットDJのようなダイナミックな環境では、BPMの頻繁な変化に対応するため、最も低いリフレッシュ・レート（5秒）を使用します。ハウス・ミュージックのようにBPMの変化が少ないジャンルでは、リフレッシュ・レートを高くすると（例えば10秒）、より正確な結果が得られます。
Light Show Options
これらの設定は、オーディオが3秒間しきい値を下回ったときに照明がどうなるかを決定します：
- Blackout: すべてのフィクスチャーがブラックアウトまで暗くなります。
- Pause Autoloop: 現在再生中のAutoloop（オートループ）がフリーズして、そのライティング・ステートを保持します。
これらのオプションは、パフォーマンスの曲間の照明のトランジションを管理するのに便利です。
オーディオレベルメーター - スレッショルド
SoundSwitchに入力されるオーディオレベルの管理に役立つVUメーターに加え、Threshold Control を追加しました。このコントロールにより、オーディオのスレッショルドレベルを手動で設定できます。
スレッショルドは Light Show Options と連動します。オーディオレベルが3秒間このスレッショルドを下回ると、選択された Light Show Options（例：ブラックアウトまたは一時停止オートループ）がトリガーされます。オーディオレベルが再びスレッショルドを上回ると、オートループは直ちに再生を再開します。
BPM検出の範囲
BPM Detection (検出) ツールが考慮するBPMの検出範囲を定義します。これにより、特定のオーディオソースのBPM検出の精度が向上します。
BPM Detectionの有効化
設定を終えたら、ページ左上のトグルスイッチでBPM Detectionを有効にします。SoundSwitchはすぐに、提供されたオーディオのBPMを検出し始め、インジケーターで表示します。オートループは、検出されたBPMに同期して再生されます。
注：オーディオソースの好みを変更するには、BPM Detection を無効にして、新しいソースを選択し、BPM Detection を再度有効にします。
エディットモードの互換性
BPM Detection はパフォーマンスモード専用ではなく、オートループのエディットモードでも使用できます。これは、作成中にオーディオソースと同期する必要があるオートループを作成する場合に便利です。
バーチャルオーディオルーティングによるBPM Detectionのセットアップに関する詳細は、以下のリンクをご参照ください：
バーチャルオーディオルーティングによるBPM Detection : SoundSwitch
BPM Detectionの設定やその他の方法に関する追加のチュートリアルは、後日公開予定です。
ご質問やサポートが必要な場合は、support@soundswitch.com までお問い合わせください。