本ガイドでは、MPK mini IVをCubaseで使用するためのセットアップ手順をご案内します。
ここで説明する手順は Cubase 12以降 に適用されます。
目次
- 1. ファームウェアをアップデートする
- 2. Install the Cubase Control Script
- 3. Cubase DAWプリセットを読み込む
- 4. Windowsでの設定
- 5. macOSでの設定
- 6. コントロールマップ
- 7.ノブモードとミキサーコントロール
- 8. トラブルシューティング
1. ファームウェアをアップデートする
MPK mini IVを設定する前に、ファームウェアのバージョンが v1.38以上 であることを確認してください。
2. Install the Cubase Control Script
- 以下のリンクから最新のCubaseスクリプトをダウンロードしてインストールします:
- Cubaseを終了させた状態で、ダウンロードしたファイルを開き、画面の指示に従ってインストールを完了してください。
3. Cubase DAWプリセットを読み込む
付属のUSB-CケーブルでMPK mini IVをコンピューターに接続します。
MPK本体の PLUGIN/DAW ボタンを押し、DAWプリセットが選択されていることを確認します(ボタンが赤く点灯している状態)。
4. Windowsでの設定
Cubaseを開き、画面下部のパネルを表示します。
- MIDI Remote タブを開き、「+」アイコンをクリックします。
- 「Add MIDI Controller Surface」メニューで以下のように設定します::
a. Manufacturer(メーカー):Akai Professional
b. Model(モデル):MPK Mini IV
c. Input Port(入力ポート):MIDIIN2
d. Output Port(出力ポート):MIDIOUT2 - 「Activate MIDI Controller Surface」をクリックします。
5. macOSでの設定
- Cubaseを開き、画面下部のパネルを表示します。
- MIDI Remote タブを開き、「+」アイコンをクリックします。
- 「Add MIDI Controller Surface」メニューで以下のように設定します::
a. Manufacturer(メーカー): Akai Professional
b. Model(モデル): MPK Mini IV
c. Input Port(入力ポート): MPK mini IV DAW Port
d. Output Port(出力ポート): MPK mini IV DAW Port - 「Activate MIDI Controller Surface」をクリックします。
6. コントロールマップ
このセクションでは、MPK® mini IVをCubaseで使用する際の各コントロールの機能を説明します。
- Keyboard/Pitch Wheel/Modulation Wheel/Sustain Input:
Cubase内のバーチャルインストゥルメントを演奏・操作するための基本コントロールです。
これらのデータはMIDI Port 1を使用し、DAWコントロールスクリプトには含まれません。 - SHIFT:
Cubase使用時にセカンダリ機能へアクセスするためのボタンです。
SHIFTを押しながら他のボタンやパッドを押すことで、対応する二次機能を呼び出します。 - Encoder(エンコーダー):
回してトラックを選択します。
- – / + ボタン:
ノブコントロールのバンクを切り替えます。
SHIFTを押しながら– / +を押すと、Cubase内のノブコントロールモードを切り替えます。 - Knobs(ノブ):
6種類のモードで使用でき、SHIFT+– / +で切り替えが可能です。
- UNDO:
Cubase内で最後の操作を取り消します。 - Loop:
ループ(サイクル再生)をオン/オフします。 - Stop / Play:
再生を停止・開始します。
SHIFTを押しながらこのボタンを押すと、左ロケーター位置に移動します。
- Record:
録音を有効にします。
Quantize:
SHIFTを押しながらこのボタンを押すと、選択したリージョン/トラック/ノートをクオンタイズします。
現在のタイムディビジョンに基づいてグリッドにスナップされます。 - Overdub:
現在のトラックを録音可能状態にします。
Automation:SHIFTを押しながら押すと、Cubaseのオートメーションモードを順に切り替えます。
7.ノブモードとミキサーコントロール
MPK® mini IVのノブは、Cubaseで6種類のモードを使用できます。
SHIFTを押しながら– / +を押すとモードを切り替えます。ディスプレイには現在のモードが表示されます。
Quick Controls (クイックコントロール)
ノブが現在のトラックのクイックコントロールに割り当てられます。
– / + ボタンで、クイックコントロールのバンク(1–8、9–16)を切り替えます。
Volume and Pan(ボリュームとパン)
上段のノブで現在のバンク内のトラックのボリュームを、下段のノブでパンを操作します。
– / + ボタンで4トラック単位のバンクを切り替えます。
選択中のバンクはCubase内でハイライト表示されます。
Sends(センド)
上段のノブで奇数番号のセンド、下段のノブで偶数番号のセンドを操作します。
エンコーダーを回すとトラックが切り替わり、フォーカスされているトラックバンクも切り替わります。
– / + ボタンで、現在のトラックバンク内のセンドページを切り替えます。
EQ(イコライザー)
選択中のトラックのチャンネルストリップ内のEQを操作します。
エンコーダーを回すことでトラックを切り替えます。
Navigation(ナビゲーション)
Cubase内の主要なナビゲーションコマンドを操作します。
User Mode(ユーザーモード)
ノブはマッピングされていない状態となり、標準的なMIDI CCメッセージを送信します。
Cubase内で任意にマッピングすることが可能です。
8. トラブルシューティング
Cubaseコントロールスクリプトが正常に動作しない場合は、以下を確認してください。
DAWコントロールモードを有効にする
MPK mini IV本体の PLUGIN/DAW ボタンを押し、赤く点灯している(DAWモードが有効)ことを確認します。
macOSでの接続リセット
Cubaseを閉じます。
MPK mini IVをコンピューターから取り外します。
Applications > Utilities > Audio MIDI Setup を開きます。
メニューの Window > Show MIDI Studio(または⌘+2)を選択してMIDI Studioタブを開きます。
デバイス一覧から MPK mini IV を選択し、キーボードのBackspaceキーを押すか、ウィンドウ内の「–」アイコンをクリックして削除します。
MPK mini IVを再接続し、Cubaseを再起動します。
この記事は役に立ちましたか?
それは素晴らしい!
フィードバックありがとうございます
お役に立てず申し訳ございません!
フィードバックありがとうございます
フィードバックを送信しました
記事の改善におけるご協力ありがとうございます。