Moog Matriarch | フィルター・モード


Matriarch のフィルターは、SERIES(シリーズ=直列)PARALLEL(パラレル=並列)STEREO(ステレオ) の 3 つの選択可能なモードのいずれかで動作します。FILTER MODE スイッチの現在の設定に応じて、VCF 1ハイパス または ローパス モードのいずれかで動作することができ、一方で VCF 2 は常に ローパス 動作を維持します。フィルター以降の信号経路ではステレオ対応となっています。


Matriarch のフィルターは、Moog Model 10 モジュラー・シンセサイザーに搭載されているクラシックな Moog 904A 24dB/oct の電圧制御ローパス・フィルターをベースにしています。Matriarch の VCA 1 および VCA 2 はどちらも 24 dB per octave(4 ポール)で動作し、シンセサイザーにクラシックな Moog フィルター・スロープを与えています。



目次


Filter Mode

この 3 ポジション・スイッチを切り替えることで、VCF 1VCF 2 がどのように構成され、どのように相互作用するかを定義します。

 

HP/LP (バンドパス・フィルター) - SERIESモード(スイッチ左)

このモードでは、VCF 1 はハイパス・フィルター(HP)として構成され、VCF 2 はローパス・フィルター(LP)として構成されます。信号はミキサー・モジュールから VCF 1(ハイパス)に送られ、その後 VCF 2(ローパス)へとルーティングされます。VCF 2 からの MONO 出力信号は、VCA 1VCA 2 の両方に供給されます。


バンドパス・フィルター

ハイパス・フィルターは低域周波数を遮断し、ローパス・フィルターは高域周波数を遮断します。2 種類のフィルターを同一のカットオフ周波数で直列に組み合わせることで、バンドパス・フィルターが作られます。



シリーズ(直列)シグナルパス

各ステージは、前段の出力を処理します。ハイパスをローパスに直列で処理することは、バンドパス・フィルターを作成するための基本となります。


HP/LP シグナルフロー



LP/LP (トゥルー・ステレオ) - STEREOモード(スイッチ中)

このモードでは、VCF 1 VCF 2 はそれぞれ独立したローパス・フィルターとして動作します。両方ともミキサー・モジュールから同一の信号を受け取ります。VCF 1  VCA 1 に、VCF 2VCA 2 にルーティングされます。

これにより、出力まで完全に独立した トゥルー・ステレオ の信号経路が作られます。


トゥルー・ステレオ シグナルパス

トゥルー・ステレオ シグナルパスとは、左チャンネルと右チャンネルのオーディオ信号が、どの段階でも加算や部分的な結合を行うことなく、最初から最後まで完全に独立して処理されることを意味します。


LP/LP シグナルフロー



HP/LP (ノッチ・フィルター) - PARALLELモード(スイッチ右)

このモードでは、VCF 1 は ハイパス・フィルターとして、VCF 2ローパス・フィルターとして構成されます。両方ともミキサー・モジュールから同一の信号を受け取り、それぞれの出力は合成されてモノラル信号となり、VCA 1VCA 2 の両方に供給されます。


ノッチ・フィルター

ノッチ・フィルターバンドストップ・フィルターとも呼ばれる)は、非常に狭い周波数帯域のみを除去し、それ以外の帯域はほぼそのまま残すタイプのフィルターです。



パラレル(並列)シグナルパス

信号は独立して処理された後、合成されます。ハイパスとローパスを並列で処理することは、ノッチ・フィルターを作成するための基本となります。


HP/LP シグナルフロー



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